配管ジャーナルPiping Journal

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電磁弁のコイルの寿命はどれくらい?【電磁弁トラブル対策Q&Aシリーズ①】

【電磁弁トラブル対策Q&Aシリーズ】では、みなさんから多く寄せられる「電磁弁のトラブル回避」のためのポイントを、(株)ベン様の商品を参考に数回シリーズに分けてご紹介していきます。

電磁弁のコイル耐久性はどれくらい?

型式にもよるのですが、(株)ベン 電磁弁シリーズの場合、

  • PSー22型(25A以下):100万回
  • WS-22型:30万回

といわれています。

コイルの耐久性は、耐熱寿命曲線というもので変わってくるため、200℃で使用すると、約5万時間が寿命時間となります。これを24時間運転で換算すると、

5万時間÷24時間 = 約5.7年

という計算になります。ただし、常温の乾燥状態で使用した場合には、倍以上のコイル寿命に伸びるとも言われています。

コイルの寿命を縮める要因(原因)は?

いくつか代表的なものをご紹介します。

  • 使用環境の湿度が非常に高い
  • 常に振動する場所に取り付けられている
  • 通電、停電の回数が多くコイル温度の変化の差が多い
  • 耐熱クラスの温度以上で使用している
  • 定格電圧以上で使用している

などがあげられます。

まとめ

ご使用の電磁弁を効率的に使用していくためにも、これらの要因に当てはまるところがないか、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?また寿命が過ぎた製品に関しては、トラブルにつながることもありますので、お早目の交換をお勧めします!

次回は、電磁弁の通電状態や屋外使用でのポイントについて、紹介していきます。

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