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トイレ換気扇 商品の選定は難しい?寿命や交換の判断基準を紹介

トイレの換気扇は、トイレ空間を快適にするために欠かせない換気設備です。そのため、故障した場合はすぐに修理や交換をしなければなりません。

とはいえ、顧客から、トイレ換気扇のメンテナンスや修理、交換依頼を受けたものの、トイレ換気扇の寿命や交換の判断基準、選定方法がわからない施工担当者は少なくないのではないでしょうか。

そこでこの記事では、トイレ換気扇について、依頼を受けた施工担当者に役立つ情報を紹介します。

トイレ換気扇の寿命

トイレ換気扇の寿命は、一般的に10〜15年程度が目安とされています。

寿命自体はメーカーや製品、使用頻度によって異なります。トイレの換気扇は毎日使用され、24時間作動し続けることも少なくありません。そのため、10年かからず不具合が起こり交換に至るケースもあります。

トイレ換気扇交換の判断基準

トイレの換気扇を交換すべきかは、分解して内部を確認しなければ詳細までわかりません。ただし、次のような現象が起こった場合、寿命が近い可能性があります。

 1.換気風量が少ない
2.異音がする
3.激しい振動を感じる

それぞれの現象について考えられる主な原因は、内部に溜まったホコリや汚れ、部品の緩みなどです。換気扇のファンやモーターに埃や汚れが溜まると、正常に回転せず異音や振動が発生し、換気風量が落ちる可能性があります。スピンナーなどの接続部品が緩んだ場合も、正常に回転せず異音や振動が起こる可能性がありますので、換気風量が落ちた場合は確認します。

トイレの換気扇は、寿命がくる時期を目安に計画的に交換を行いましょう。

実際に、トイレの換気扇を選定する場合、風量を目安にします。風量は、次の計算式から導き出せます。

【トイレ換気風量選定の目安】

トイレ内の床面積(m2)×天井高(m)×5〜10回/h=●m3/h

トイレ換気扇の選定方法

トイレ換気扇の選定方法は、個別管理システムとセントラル管理システムとのどちらを利用するか選択します。

これまでは個別管理システムが主流でしたが、2003年の建築基準法改正をきっかけに、セントラル管理システムの換気扇を選ぶ人が増えてきています。改正された建築基準法では、居室のある建物に24時間換気システムの設置が義務付けられています。

個別管理システムを選ぶ場合

個別管理システムのトイレ換気扇を選定する場合は、換気性能や機能を重要視します。

トイレは臭いがこもりやすく、換気に時間がかかるため、換気風量の強い商品や風量調整機能がある商品を選定すると、短時間で換気できるというメリットがあります。また、センサーで入室を感知して自動運転し、タイマーにて自動停止する機能が搭載されたトイレ換気扇は、消し忘れを防止でき便利です。

セントラル管理システムを選定する場合

セントラル管理システムのトイレ換気扇を選定する場合は、換気風量、換気経路、省エネ性能の3点に視点を置いて選びます。

セントラル換気システムの中には以下の3つの換気方法があります。

1.第一種換気:給気と排気の両方を機械で行い、集中的に換気する方法
2.第二種換気:機械で給気のみを強制的に行い、排気は排気口から自然に排気する方法
3.第三種換気:機械による強制排気装置によって集中的に排気を行い、給気口から自然給気で外気を取り入れる方法

1つめの給気と排気の両方を機械で行う24時間換気システムであれば、全ての個室を換気でき、湿気による結露やカビの予防にもつながります。また、セントラル換気システムの中でも、排気の際に捨てる熱を回収し給気時に熱を伝える熱交換タイプの換気ユニットであれば、一般換気に比べ快適性や冷暖房の負荷を減らし、省エネも実現できます。

トイレ換気扇は寿命を考慮して早めの交換を

使用頻度の高いトイレ換気扇は、10年程度で交換が必要になるケースもあります。換気風量の低下や異音、激しい振動などの現象が現れた場合、寿命も含めて早めの交換を検討しましょう。換気扇は、それぞれの建物に応じて個別管理とセントラル管理との2種類から適切な製品を選定します。 三興バルブ継手株式会社であれば、トイレ換気扇などの換気設備の選定もスピーディに対応します。トイレ換気扇をお探しの担当者様はぜひご相談下さい。

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