定水位弁について
定水位弁とは、貯水槽の水量を適量に保つ役割を持つバルブです。
今回は定水位弁の作動についてみていきます。
受水槽に給水開始
受水槽の水位が低下すると水槽内のボールタップが下がり、副弁が開きます。
副弁が開くとパス穴から流入するバイパス流路とパイロット配管の流体は水槽の中に排出され
圧力が低下します。その水圧で閉じていた主弁が開き受水槽に給水を始めます。
給水を継続
主弁を押し上げた流体は、そのままダイヤフラム下面に弁開力として作用しつづけ、弁は全開した状態を
保持しながら、安定した給水を続けます。
給水を停止する
受水槽内の水位が上がるにつれてボールタップも上がります。
ボールタップが上がり副弁が閉まるとパイロット配管、バイパス路にはパス穴から流入した流体が充満し、
その水圧で主弁が閉まり始めます。ダイヤフラム室へ入る流体はチャッキディスクの小さいオリフィスで制御されて
徐々に流入していくため主弁の閉止速度もウォーターハンマーを起こさないようにゆっくりと閉止します。
完全に主弁が閉まると給水は終了です。
定水位弁はこの作動を繰り返すことで受水槽へのスムーズな給水、確実な水位制御を行います。
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〇まとめ
今回は定水位弁の構造や作動について解説させていただきました!
正しい知識を持つことで、異常箇所の発見やメンテナンスのポイントが見えてきますね!
定水位弁に関するご不明点・ご質問は、
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