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設備図面の作成に特化したCAD3選!機能や用途を解説

設備図面には、電気や空調、給排水、ガスなどに関する設備の詳細を示します。建築物や構造物などのエネルギーや環境を最適化し、快適な室内環境を設計するにはCADによる精巧な設備図面が欠かせません。この記事では、設備CADの機能や特徴、設備に特化したCAD3選を解説します。

設備CADとは

設備CADとは、建造物の電気やガス、空調、給排水などの設備設計に活用するCADを指します。コンピューターによって、設備の作図や管理を支援します。

設備CADは、汎用CADと同様に建築や製造、内装などさまざまな業界で広く活躍し、より設備設計に特化した豊富な機能を持ちます。専用コマンドを活用すれば、配管や配線などを自動生成できます。

一般的な作図や印刷などを行うことができるうえ、2DCADだけではなく、3DCADを使ったBIMに対応した設備CADもあります。

近年、設備に特化した専用CADのほか、汎用CADにアプリケーションなどを追加して機能を付加できるソフトも生まれています。

設備に特化したCADソフト3選

ここでは、設備に特化した3つのCADソフトの機能や特徴を紹介します。

 

  1. 配管設備TOOL・AotoCAD2020
  2. 建設設備専用CAD Rebro
  3. 建設設備専用CAD CADWe’ll Tfas13

配管設備TOOL・AOTODESK

配管設備TOOLは、配管設備設計を目的としたAotodeskサービスのプログラムの1つです。AOTODESKとは、有限会社ユニバーサルメディアが提供する土地測量士や土木エンジニア、プロジェクトマネージャ、建設従事者向けのCADソフトウェアです。

配管設備TOOLは、設備用配管シンボル姿図を搭載し、2D部品に対応しています。作図を効率化して作業者に負荷を与えないようにシンボルリストをスピーディに検索できます。設計用に作成された部品データをまとめたメニューから部品の種別やサイズなどを確認し、CAD上に配置できるなど、操作性にも優れています。

AutoCADのほか、BricsCAD、ZWCAD、IJCAD の4つのCADに対応したバージョンがあり、AutoCADをカスタマイズすることによって、3Dでの設計や作図もできます。

配管設備TOOL・AOTODESK

 

建築設備専用CAD Rebro

株式会社NYKシステムズが提供する建築設備専用CAD Rebro(レブロ)は、BIMシーンでも活躍している3DCADです。設計から施工、維持管理に至るまで高精度な設備モデルを作成すると共に情報をスムーズに一元管理し、設備業務を効率化する機能を持ちます。

3Dモデルデータの活用によって各図面が連動し、1カ所編集を加えることで関連する図面全てを変更できます。文字や寸法線も修正されるため、各図面を別々に修正する手間を省き、なおかつ修正し忘れなどのミスも防止できます。

また、建築BIMソフトや点群処理ソフト、積算ソフトiPadアプリなどのソフトと連携もできることに加えて、さまざまな属性情報をユーザーが任意に登録できます。

建築設備専用CAD Rebro

 

建築設備専用CAD CADWe’ll Tfas13

建築設備用CAD CADWe’ll Tfas13は、建築設備業向けCADソフトウェアサービスを展開する株式会社ダイテックのCADソフトです。わかりやすい操作性と最新のグラフィック技術を備えており、建築設備専用CADとして活用できます。

3D表示や視点の移動、輪郭や文字などの高精細かつ高速な3D表現によって、複雑な取り回し、部材や機器との干渉検査など、顧客への説明や打ち合わせをスムーズにサポートします。高度な作図機能に加えて、大規模な物件や大容量図面を展開できる高度なメモリ管理、実務に即した技術計算機能など、BIMを支援する専用機能も豊富です。Autodeskとの相互連携もできます。

建築設備専用CAD CADWe’ll Tfas13

設備CADを導入して設計・作図業務を効率化しよう

設備CADを導入することによって、電気やガス、空調、給排水などの設備設計がスムーズに行えます。設備に特化した専用コマンドを活用し、作成した精巧でわかりやすい図面によって、顧客との打ち合わせなども円滑にいくでしょう。

設備CADの導入にはコストがかかり、使いこなすには多少の時間も必要です。設備図面の設計、作図を効率化したい場合は外注を検討しましょう。

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